ヘナカラーをする前にチェック!ヘナカラーの特徴と注意点
ヘナカラーは、髪や頭皮に優しく、アレルギーや肌や頭皮が弱い方にも人気のカラー。
最近では美容室だけでなく、お家でヘナカラーをする方も増えてきました。
一方でヘナカラーには注意点もあるんです。
今回はヘナカラーの特徴と、その特徴から言える注意点について詳しくご紹介します!
目次
ヘナカラーの特徴
天然の成分
ヘナカラーの最大の特徴は、天然の染料であることです。ヘナとは、インドやアフリカなど熱帯地域に自生する植物で、古くから髪や肌を染める目的で使われてきました。ヘナには、タンニン酸やローソンという色素成分が含まれており、これらが髪のタンパク質と結合して色を付けます。そのため、通常のカラーと違いヘナカラーは髪の表面をコーティングするだけでなく、内部にも浸透して染まります。内部に浸透するために時間がかかるため、通常のカラーよりも放置時間が長く設定されています。
天然成分で髪や頭皮、肌に優しい
ヘナは天然の染料であるため、化学物質が含まれていないものがほとんどです。(稀に含まれるものもありますが、極めて少ないです。)通常のカラーで肌が荒れてしまう、という方は化学物質に反応している場合が多いですが、その点ヘナは髪や頭皮に刺激を与えることが少なく、アレルギーやかぶれが起こりにくいのが特徴です。
また、ヘナには保湿や抗菌などの効果があります。ヘナが髪の内部まで浸透することで内側から髪や頭皮の健康を保つことができるのです。
髪にツヤやコシを与える
ヘナは髪の表面をコーティングするとともに内部にも浸透するため、天然の成分が髪にツヤやコシを与えます。また、通常のカラーはキューティクルをはがして色味をいれていくのに対してヘナは髪のキューティクルを整える効果もあるため、髪のダメージを修復し、枝毛や切れ毛などのトブルを防ぐことができます。
回数を重ねると色持ちがよくなる
ヘナは髪のタンパク質と結合するため、色落ちしにくく、通常のカラーが1ヶ月ほどで退色してしまうのに比べて、ヘナカラーは1ヶ月半〜3ヶ月以上かけてゆっくりと退色していきます。長期間にわたって色味を楽しむことができるので、定期的に美容室にいく時間がない方にもオススメです。
ヘナカラーの注意点
一方で、ヘナカラーには以下のような注意点もあります。
色味が限られる
ヘナは基本的に赤みやオレンジみの強い色味しか出せません。そのため、黒髪や茶髪などの暗い色から明るい色に変えたい場合や、青みや紫みなどの寒色系の色味にしたい場合は、ヘナカラーでは難しいです。また、通常のカラー剤とは違い、ヘナは髪を明るくさせる成分が入っていないので、元々の髪色にかなり影響され個人差が大きく出てしまいます。美容師さんに自分が希望する色味になるかどうか事前に確認してみてくださいね。
染める時間が長い
カラーというと20分程度の放置時間、というイメージがあると思いますが、実はヘナカラーは放置時間がかなり長く必要です。天然の染料であるヘナは染める力が通常のカラーに比べて弱く、髪の内部にまでしっかり色を浸透させるために、一般的には、2時間から4時間程度時間をかけてカラーします。時間がかかるのを知らず、いつものカラーの感じで美容室にいくと、思った以上に時間がかかってしまった、予定に間に合わなかった、なんて事も。
ある程度時間がかかる事を念頭に置いて予定を組むのをオススメします。
他の染料との相性が悪い
ヘナは他の染料との相性が悪い場合があります。特に、ヘナカラーの前後にパーマやブリーチなどの化学物質を含んだ薬剤を使って施術をした場合や、市販のカラー剤などの合成染料を使った場合には、髪が緑色や紫色に変色したり、髪が傷んだりする可能性があります。ヘナカラーをする場合は、事前に美容師さんに今までの施術履歴を伝えることをオススメします!
まとめ
ヘナカラーは、天然の染料であるヘナを使って髪を染めるので、髪や頭皮に優しいというメリットがありますが、色味が限られるなどの注意点もあります。ヘナカラーのメリットが一方でデメリットにもなりえますので、上記の内容を理解した上で美容室へ行くと失敗してしまった、予定に間に合わなかった・・・なんてことも回避できるかもしれません。また、ヘナカラーをする場合は、自分の髪質や髪色、希望する色味などを考慮して、事前に美容師さんに相談することがおすすめです!
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